2012/07/18 Wed
町田康さんの『バイ貝』を読みました。



いやぁ、これほどの乱文を作品と称せるのは、
町田康さんならではではないでしょうか。

雑文を、そのリズムで楽しむという感じ。

一切、心に残るものはありませんが、
読んでいるその時間は、確かにキラキラしていた気がします。

とにかく勢いだけでゴリゴリ押している感じなので、
途中にどうしても中だるみしてしまうのもご愛嬌。

最後の最後に、一段盛り上げて締めるところに、
プロの文筆たるものを見せて頂きました。

「銭と鬱の関係」というテーマ自体は非常に興味深かったので、
個人的にはもう少し町田さん流の哲学的な内容を期待しましたが、
良くも悪くも、エンターテインメントなのでありました。

どこまでが私小説の世界なのでしょう…

その点だけが気になります。(笑)

関連記事
comment
URL:
Comment:
Pass:
Secret: 管理者にだけ表示を許可する