2012/05/07 Mon
今日は貴重な平日休み。

自転車で銀座を駆け抜け、
パナソニック汐留ミュージアムへ。

この「世界で唯一のルオー美術館」にて、
『ジョルジュ・ルオー 名画の謎』展を楽しんできました。



iPhoneのミューぽんで100円引きになり、
わずか400円で鑑賞できました。

Panasonicの美術館だけに照明にもこだわっていて、
通常の美術館の照明に比べて、
個々の色味が消されず鮮やかに映える光になっていました。

導線もシンプルでわかりやすく、
こじんまりと快適な展示でした。

特に気に入ったのは次の3枚。

↓『女曲馬師(人形の顔)』


白い前歯を描いている絵画はとても珍しくて、
最初はそこに目がいったのですが、
強く印象に残ったのは背景の深いブルー。

シャルトル大聖堂のステンドグラスや、
海への憧れがこのブルーに反映しているのでは?とのことでした。

↓『ミセレーレ8 自分の顔をつくらぬ者があろうか?』


ルオーを見に行こうと思ったきっかけは、
太い輪郭線で描かれた大胆なタッチと色彩の妙でしたが、
今回実物を鑑賞してみて、版画作品の方にむしろ才能を感じました。

先日観たオディロン・ルドンの版画より、
僕はルオーの版画作品の方が好きですね。

特にこの『自分の顔をつくらぬ者があろうか?』の瞳は強烈で、
今回の展示で最も心に刻み込まれた作品かもしれません。

描かれた顔に自分を重ねてしまったのか、
まるで自分に責められているような感覚がして、
惹きこまれるのに長く見ているのが辛い、
そういう作品でした。

夢に出てきそう…

↓『キリスト』


そして今回の展示の目玉になっている作品。

やはり主役のオーラがあります。

ここでも印象に残ったのは背景の深いブルー。

一見すると何も考えず無造作に重ねられたような色の数々。

「なぜここに?」

と理解に苦しむような、空に浮かぶオレンジの光と形。

でも引いて見ると、すべてが調和して素敵な一枚になっている。

「色彩・形・ハーモニー」の3つを最後まで追求し、
納得するまで何十年でも一つの作品を描き続けた画家。

いや、これだけ楽しめて400円は格安。
ミューぽんを使わなくても500円。

水曜日が休館で6月24日まで。

お近くに行かれた際は是非、
ご覧になられてみて下さい。

オディロン・ルドンが好きな方なら、
きっと気に入られるのではないかと思います。
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