クライマックスに向かって
2005/08/06 Sat 23:24

今日は、朝から早起きして、上野の国立西洋美術館に行ってきました。
『ドレスデン国立美術館展―世界の鏡』
ドイツ極東の地ドレスデンに居城を構えたザクセン選帝侯のコレクションが展示されています。
ドイツの画家の絵が中心なのかと思ったら、そうではなく、むしろトルコ、イタリア、フランス、中国や日本、オランダの作品を中心とする展開で見せて、最後にその結実たるドイツ・ロマン主義で締めるという構成でした。
入るといきなり、金色に輝く、巨大な集光鏡が現れ、他にも地球儀やら測量器具やらオスマントルコ軍の鎖かたびらやら、なにやらかにやら、博物館に来たのかと思ってしまいます。
途中、最初レンブラントの絵として購入され、その後はレンブラントの弟子の作品とみなされて日陰に放置されていたというフェルメールの『窓辺で手紙を読む若い女』や、こちらは本物レンブラントの『ガニュメデスの誘拐』などの大作もありますが、僕的な山場は、ヨーロッパで初めて磁器製作に成功した、いわゆるマイセン磁器のコレクションでした。
最初は中国や日本の単なるコピーだったものが、徐々にオリジナリティを確立していく過程が、とても興味深かったです。
あとは、最後のドイツ・ロマン派、フリードリヒの『月を眺める二人の男(写真の絵です)』、
及びダールの『満月のドレスデン』。
各国文化の奔流の中で、自らを見つめ、昇華させていく。
この絵たちがあるからこそ、この美術展には意味がある…。
僕はそう思いました。


★『ドレスデン国立美術館展―世界の鏡』
上野は国立西洋美術館にて、9月19日まで。
★この美術展に限らず、こうした美術展では、
音声ガイドを借りることをお勧めします。
たった500円で、何倍も美術展を楽しむことが出来ます。
当時の音楽などを聴きつつ見る絵は、最高ですよ♪
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