2012/11/23 Fri
10月19日の深夜に羽田空港を出発し、
10月27日の朝に成田空港に帰ってきたバリ島旅行。

ようやく旅行記が完成しました。

そもそもの目的がヴィラでゆったりのんびりでしたから、
期間の割りには観光が少なく、
ほぼ食べてばかりの日記になりました…

僕自身も旅行に行く際は、
実際に行かれた方のブログをかなり参考にしたりします。

この旅行記も、どこかの何かが、
どなたかのお役に立てば幸いです。

バリ島旅行1日目
バリ島旅行2日目
バリ島旅行3日目
バリ島旅行4日目
バリ島旅行5日目
バリ島旅行6日目
バリ島旅行7日目

Sampai jumpa lagi. (また会う日まで)

2012/11/23 Fri
バリ島旅行も、現地7日目、最終日です。

この日の深夜の飛行機で成田に帰ります。

胃はたまにキューッとするものの、
体調はすっかり良くなりました。



ディシニでの最後の朝食は、おかゆを頂きました。

昆布やカツオのダシがしっかり効いて、
とても美味しい締めとなりました。

名残を惜しむようにチェックアウトの12時ギリギリまで、
プールで泳いだり、読み残した本を読んでゆったり過ごします。

ありがとうディシニ!

12時になり、チェックアウトと精算をして、
スーツケースを預かってもらいます。

「お腹は大丈夫ですか?」

すっかり仲良くなったフロントの方の優しさに、
グッと寂しさがこみ上げます。

「おかげさまで良くなりました」

旅行会社の方が迎えに来るのが21時。

それまでの予定をまったく決めないまま、
クロボカンのビーチの方まで散歩することに。



途中、以前に宿泊したことのある
ザ・ドゥスン ( The DUSUN ) というヴィラの前を通ったのですが、
周りにほとんど何もなかったところが、
ホテルや他のヴィラなどが立ち並び、
すっかり様相が変わっていました。

まだまだ発展途上のバリ。

ラヤスミニャック通りにも歩道が出来ていたり、
道もどんどん、良くなっていくのでしょうね。

彼女とそんなことを話しながら、
真新しいアスファルトの道を歩いて、
灼熱の太陽にうんざりしそうになった時、
お目当てのカフェレストラン、
The BIKU (ビク)に辿り着きました。



予約をしていなかったので、
満席のところを10分ほど待って入店。

とても広いソファー席に通され、
ゆったりとメニューを眺めます。

客層は、やはりオージーがたくさん。

アンティークな家具類やウッディーな内装、
高い天井で開放感もあり、とても居心地の良い空間です。



彼女はナシゴレンスペシャルを、



僕はガスパチョ(スペイン風冷製トマトスープ)と、



ソト・アヤムをオーダー。

バリにしてはあっさりで優しい味つけで、
すべて美味しく頂きました。

「明日には東京だよ!寂しいね」

と、彼女。



最後の日のゆったりとしたランチに、
ピッタリの素敵なお店でした。

「タクシーを拾ってとりあえずDFSまでフリーチケットで行って、
そこからクタ界隈を散歩しようか」

そう決めてビクを出ると、
丁度、安心と信頼のブルーバードタクシーが通りかかりました。

僕らの視線に気づき、クラクションを鳴らしてきます。

"You need taxi?"

ビクのガードマンが止めてくれた、
そのタクシーに乗り込みます。

「DFS?いいけど高すぎるからお勧めしないよ」

ドライバーのSantosoさんは、
ビックリするほど日本語がペラペラでした。

「どこで日本語を覚えたんですか?」

「いや、こうしてお客さんとの会話で覚えたんですヨ。
日本語は本当に難しいネ!」

と、サントソさん。

ただ、寝る前には毎晩、日本語のCDを聴いているそうです。

日々の努力。
ただただ、凄い。
頭が下がります。

「ねぇ、チャーターしようよ」

彼女に提案してみました。

早速プライスを交渉してみると、

「1時間5万ルピア(450円くらい)ネ。
今から7時間だと35万ルピア(3,200円くらい)でいいよ」

「え!?本当に!?」

あまりにも僕らが素直に驚いてしまったからか、

「え?クタでしょ?あまり遠くに行かないでしょ?」

と、不安げなサントソさん。

「ウルワトゥに行きたいです。ケチャック見たいです!」

と、僕が言ったところ、

「ウルワトゥ?OK、40万ルピア(3,600円くらい)で行くヨ」

と、交渉成立。

サントソさんは、バリでは数少ないキリスト教徒で、
日曜日には教会のミサでギターを弾き、
小学生の息子さんがドラムを叩いているとのことでした。

「イスラム教徒は豚が食べられないネ、
ヒンドゥー教徒は牛が食べられないネ、
僕は両方ダイジョウブ」

DFSはやめて、直接ウルワトゥに向かってもらうことにしたのですが、
サンセットまではまだ時間があったので、
途中のGWK(ゲーウェーカー)カルチュラル・パークに、
まずは連れて行ってもらいました。



僕は2回目、彼女は初めて。

前回来た時にはもっと閑散としていて、
ほとんど観光客もいなかった記憶があるのですが、
今回は中国人観光客を中心に、結構賑わっていました。



目玉はこの巨大なヴィシュヌ神の像。



うんうん、これはさすがにインパクトが大きいので覚えています。



後ろ姿もパチリ。



斜め前に乗り出すような作りになっていて、
目は半眼。



そしてヴィシュヌ神の奥、
一段低いところに現れるのがガルーダ像。

こちらも巨大なのですが、
どこか中途半端で、まだ作り途中のような雰囲気があります。



ガルーダ像の反対側は展望台になっていて、
ジンバラン、クタ、スミニャック、クロボカンの辺りを、
一望することが出来ます。

バリにはあまりこうした高台がないので、
貴重なスポットですね!



再びガルーダ像の近くに行ってみました。

近くで見ても、やはり中途半端な印象が拭えません。



というか、このゲーウェーカー・カルチュラル・パーク自体が、
とっても中途半端なんですよね。

かなり広い敷地なのに、まったくそれを活かしきれていないというか、
開発途中でやめてしまったような状態です。



そんな謎な観光スポットを後にし、
再びタクシーに乗り込みます。

GWKを出てすぐに、廃墟状態の巨大な建造物がありました。

見た目はホテルかコンドミニアムの骨組みのようなのですが、
やはり建設途中で止まってしまい、放棄されて廃墟になっています。

ここのプロジェクト全体が、資金不足でストップしてしまったのでしょうか。

「バリではどんな職業が人気なの?」

「そうですネ、弁護士や不動産屋ネ。とても儲かるネ。
バリではお金があれば何でも出来るヨ。
大学もお金があれば入れるけど無かったら入れない。
僕の子供も大学に行かせてあげたいけど、無理ネ…
ドラムも買ってあげたいけど、高いネ…
でもネ、必ず買うヨ。今はダメだけどね、必ず買うヨ」

サントソさんのご家族の話で盛り上がっているうちに、
ウルワトゥに到着。

サンセットに間に合いました。



サーフスポットとしても有名なウルワトゥは、
バリ島南西にあります。

海が青い!そして波が高い!



少し登ったところの突端に見える3層の塔が、
ウルワトゥ寺院です。



まずケチャックダンスのチケットを買い(800円くらい)、
ケチャックの始まる時間まで、散歩しつつ観光します。



塔の傍には、異教徒は近づけないのだそうです。



さすがサンセットで有名なスポット。

絵になります。



ガイドブックには、
『野生の猿がたくさんいるので持ち物を盗られないように注意!』
と書いてあるのですが、実際に見たのはこの一匹だけ。

「どうしてだろうね…全然いないネ…」

と、サントソさんも不思議そう。



「ケチャックは人気だから、早めに行かないと良い席を取れないヨ」

と、サントソさん。

本当はもう少し崖の上、海沿いを散歩したかったのですが、
渋々劇場に向かいます。



猿はここウルワトゥ寺院のご神体。
なので、狛犬ならぬ狛猿です。



劇場に到着してみてビックリ!

まだ開始まで30分もあるというのに、
既に物凄い人、人、人でした。

係のおじさんの手招きに応じて、
ようやく隙間に腰を下ろすことが出来ました。

日没に合わせて、お坊さんのお祈りからスタート。



スタンバイするバリニーズたち。



観光客向けの見世物とはいえ、
気合いが感じられます。



さぁ、始まりました!

チャッチャッチャッ…

不協和音と独特のリズム。



王女様や王子様など、主要な出演者も登場し、
ストーリーが展開していきます。



事前に物語の内容が書かれた紙をくれるので(日本語)、
セリフがなくても内容がわかるようになっています。



観光客で埋めつくされた狭い舞台を、
上手く使って観客を盛り上げます。



すっかり日も暮れてマジックアワー。

ケチャックの劇場からは、
残念ながら日没とウルワトゥ寺院を
同時に写真に撮ることは難しいです。

というか、多くの観客がケチャックの途中なのに
日没の方の写真を一斉に撮り始めるので、
ちょっと演者の方がかわいそうでした。



後半は完全に夜になり真っ暗な中で進みます。



物語に完全な決着を着けないのがバリ流とのこと。

中途半端にスパっと終わりますが、
なぜか後に残るのは爽快感です。

「ねぇねぇ、来て良かったよ!見て良かったよ!」

彼女が喜んでくれたので、僕も嬉しい!

ケチャックが終わったのが大体19時頃だったので、
ウルワトゥを出て晩御飯を食べても、
充分21時に間に合うかなと思っていました。

「ジンバランの海鮮屋台でシーフード食べマスカ?
クタの近くに安くて良いお土産屋さんもあるヨ」

サントソさんも呑気に言っていたのですが、
ウルワトゥからがとにかく大渋滞でした。

ただでさえクタからクロボカンまでは渋滞するのに、
デワルチ交差点(DPS前の交差点)に地下道の建設が始まったため、
余計に混んでいるとのこと。

バリでAPECが開催されるらしく、
その前までには間に合わせたいと、2013年5月に完成予定だそう。

地下道が完成すれば、サヌールやデンパサール、ウブド方面から
ヌサドゥア、空港への移動が今よりスムーズになるそうですが、
とりあえず今はまったく車が動きません。

これじゃご飯を食べるどころか、21時の待ち合わせにさえ
間に合わないのでは!?と心配になった頃、
ようやく車が流れ始め、
最後は近くのCOCOスーパーマーケットで
サントソさんに慌ただしく別れを告げ、
お土産を少し買い足し、
何とかギリギリ21時にディシニに到着することが出来ました。

既にツアー会社の方が待っていたので、
ディシニの皆さんとも最後の会話を楽しみ、
空港へと向かいました。

この空港までの道がまた渋滞。

ングラライ国際空港(デンパサール国際空港)自体も、
APEC開催に合わせて大規模な拡張工事中でした。

完成予想図がイラストで掲示されていたのですが、
一目でバリと分かる伝統の雰囲気も残しつつ、
未来的なデザインになっていて、非常にオシャレでしたよ!

ただ、APEC開催は2013年とのこと。
間に合うのか心配です…

食べそこねたディナーは、
結局空港のレストランで食べたのですが、
残念ながら今回のバリ旅行中、最もマズイ食事となりました。
値段ももちろん空港価格で超割高。

あちゃ〜。

あと、最後のお土産を買われたい方は、
出国審査を済ませてから買いましょう。

空港1階の土産物屋さんは値札もなく、
ボッタクリ価格です(やられました…)。

出国審査をした後のお店で、
同じ物がちゃんと値札付きで安く売っています
(といっても空港価格なので街中のお店の方が安いです)。

そんなこんなで終わり良ければ、とはなりませんでしたが、
当初の目的である、ゆったりのんびりはしっかり達成しましたし、
まったく予定を組まずに突入した割りには観光も楽しみました。

お腹こそ壊して大変な思いをし、
一時はどうなることかとヒヤヒヤしましたが、
なんともリゾートになりきれないバリが、僕は大好きです!

きっと次に来る頃には、
空港もすっかり綺麗にスタイリッシュになって、
道にはもっと歩道が増えて歩きやすくなって、
渋滞も少しは緩和されて、

「クロボカンはもう古い。今はチャングーだよ」

という状態なのでしょう。

のんびりとしていて常に笑顔なのに、
お金が絡むと急にビジネスマンの顔になるバリニーズ。

お金を稼ぐ為の勉強を惜しまないバリニーズ。
純粋に凄いと思いますし、見習うべきところもたくさんあります。

そしてそうして稼いだお金を、
お祭りごとにほとんど使ってしまうバリニーズ。

物価がどんどん上がり、核家族化が進み、
発展途上国の宿命に漏れず、
格差が加速度的に拡がっているバリニーズ。

また会う日まで。

楽しかった!
ありがとう!!

Terima kasih ★
2012/11/22 Thu
バリ島現地6日目。

この日は早朝に激しい腹痛で目が覚めました。

トイレに駆け込みお友達になっていると、
頭の血の気がサーッと引いて、貧血状態になるのが分かりました。

そして襲ってくる猛烈な吐き気。

この感覚…

以前、牡蠣に当たった時とまったく同じ症状でした。

(いったい何に当たったんだ!?)

と考えて、すぐに前日のお昼に食べた
バビ・グリンに思い到りました。

(あぁ、おかしいな、と思った時に、食べずに残すべきだった)

と後悔しても後の祭り。

「どうしたの!?大丈夫??」

彼女も心配して起きてきてくれました。

牡蠣と同じ症状だとすると、
とりあえずほぼ一日ご飯は食べられないでしょうし、
いつ下痢が襲ってくるか分かりません。

この日は前日に予約したウィディアツアーで、
一日車をチャーターしています。

キャンセルは出来ますが、当日キャンセルですから、
全額のキャンセル料がかかります。

悩んで、まずは薬をもらって様子を見ることにして、
フロントに電話をしました。

「どうも食べ物に当たったようで、下痢と嘔吐が酷いんです、
何か薬がありますか?」

すると、

「薬は…オーナーから電話させます!」

と、慌てて電話を切られてしまいました。

数分後、鈴木さんという上品な男性から電話がありました。

「病院に行かれることをお勧めします。
バリの食べ物でそのような症状になると、とにかく長引くんですよ。
病院で点滴を打ってもらったり注射を打ってもらった方がいいです。
海外旅行保険には入っていますか?
ウチのスタッフに病院まで送らせますから」

予想はしていましたが、とにかく病院に行けの一点張り。

僕がオーナーでも同じことを言うとは思いますが…

もう少し様子を見ますと電話を切ったものの、
朝食も僕は手をつけずに残してしまい、
悩んでいるうちに待ち合わせの時間になりました。

時間通りにガイドさんと運転手さんがスズキの車で来ています。

今の状態を話したところ、
コンビニに下痢止めが売っている、
以前にも同じ症状の日本人がいたが大丈夫だった、
とのことだったので、お願いすることにしました。

ディシニを出てまずコンビニで下痢止めを買ってもらい、
ポカリスエットで飲みます。

「グァバで作った薬だから安全ね」

と、ガイドさん。

牡蠣の時には水を飲んでも下していましたので心配でしたが、
何とか保ちそう。

まずはタマン・アユン寺院に向かってもらいます。

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到着。お腹は大丈夫。

インドネシア語で「美しい庭園」という意味を持つ、
タマン・アユン寺院。

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入ってすぐ右手に闘鶏場があります。

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美しく手入れされた庭を進むと、
チャンディ・クルンという魔除けの門があります。

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異教徒はこの門をくぐることが出来ませんので、
僕らは横に出て周りの回廊を行きます。

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写真だと穏やかに晴れているように見えますが、
朝からバリは灼熱です。
帽子か日傘が必須ですよ!

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メルと呼ばれる塔は、必ず奇数の層になっています。

11層の塔が、最も格式が高いとのこと。

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お祭りの日は、例のティルタ・ウンプルでも見た聖なる色、黄色と白や、
白と黒のチェック模様で飾られるのだそうです。

穏やかでのどかな、美しいタマン・アユン寺院を後にし、
一気にキンタマーニ高原へと向かいます。

僕は3回目、彼女は4回目のバリ島ですが、
キンタマーニ高原は結構離れた場所にある為、
今までは他のことを優先してしまい、行けていなかったのです。

途中、ウブド近辺でまた渋滞がありましたが、
この日のドライバーさんは日本語こそ話せませんが、
運転がとても上手で、ガイドさんの的確なナビもあって、
巧みに裏道を駆使しているようでした。

「コピ・ルアック ( Kopi Luwak ) は知ってる?」

道中、珈琲が好き、という話題になった時、
大学で日本語を学んだという日本語ガイドの方に聞かれました。

もちろん、知っていますとも!

『かもめ食堂』では珈琲が美味しくなるおまじないでしたし、
映画『最高の人生の見つけ方』では、
とっても粋なアクセントとして登場していました。

まだ飲んだことがない、飲んでみたいと伝えたところ、
バリで作っているという農園に連れて行ってもらえることに。

やった!

前回バリに来た2006年にはまだ無かった農園とのことなので、
かなり期待してワクワクしていました。

そうして辿り着いた「農園」、
『BASアグロツーリズム』。

ん?

この何とも言えない違和感。

「ロシア人もたくさん買いに来ますよ」

へぇ、ロシア人が…

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園内には、数カ所でジャコウネコが飼われています。

この子たちがコーヒーの実を食べて、
消化されずに出てきた糞から実を取り出して洗浄し、
乾燥させて焙煎するというわけです。

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コーヒーの実。

うーん、素人目に見ても、
あまりにもずさんな管理。

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かまどで焙煎する女性。
にこやかなパフォーマンス。

こりゃ、完全に観光農園ですね。

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手前から果肉付き、洗浄+乾燥後(パーチメントコーヒー)、精製後(生豆)。

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手前がカカオ、奥がシナモンやクローブなどのスパイス類。
これらも同じ農園で作っているとのことです。

ついついジャック・ニコルソン似の日本語ガイドさんを信じてしまったのですが、
観光客向けのところに来てしまいました。

コピ・ルアックの試飲は5万ルピア(450円くらい)。
豆の販売は50gで1,000円くらいだったでしょうか。
もっと高かったかもしれません。

いったいいつ焙煎したのかもわからないシロモノでしたが、
焙煎の度合いはかなり均一でしたので、
どこか専門の焙煎所で大掛かりに焼いているのでしょう。

他にも紅茶やスパイスなどを販売していましたが、
どれもこれもボッタクリ価格。

何も買わず、早々に出ました。

うーん、やっぱりバリ島で美味しい珈琲は飲めないのかなぁ。

残念な気持ちでキンタマーニ高原へ向かいます。

村々を通り抜ける広い道をずっと登っていき、
敷地の入場料を払って更に登ると、一気に景色がひらけます。

「おおっ!凄い!!」

さすがに声をあげる僕ら。

一番景色の良い展望スペースは、
物売りの方々で占領されています。

仕方がないので、
景色の見えるレストランでランチを摂ることに。

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あいにくの曇り空でしたが、
バトゥール山とバトゥール湖を一望できる絶好のロケーションは、
本当に気持ちがいい!

ここでは彼女のみ、インドネシア料理のビュッフェを堪能。
1,200円くらいでした。

僕も野菜のスープを少しもらい、
あとはフルーツのジュースのみにしておきました。

薬が効いているのか、下痢は大丈夫なのですが、
たまに胃がキューッと痛みます。

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もっと晴れていたら、
木々や空の色もパキッとして、美しいでしょうね!

標高が高いので気温も少し低め、
乾燥もしているのでかなり涼しく感じました。

そうしてキンタマーニ高原を出たら、
次の目的地はブサキ寺院!

バリ島におけるヒンドゥー教総本山にして、
最大のお寺です。

ここも宿泊地のクロボカンからはかなり離れているので、
この日のように車をチャーターしないと、
なかなか行く事が出来ません。

戦時中の防空壕の名残などを横目に見つつ、
キンタマーニ高原を出た直後の景観が実に素晴らしくて、
いま思い返せば、車を止めてもらって写真を撮れば良かったです。

スバック(水利システム)の施設なのか、
バトゥール湖の湖畔に養殖場のようなものも見えたのですが…

その後はいつの間にか寝てしまい、
起きたらブサキ寺院に到着していました。

駐車場脇の土産物屋さんでサロンを借ります。

最初、2人分で10万ルピア(900円くらい)とふっかけられたのですが、
渋ったら5万ルピアになりました。

既にサロンをお持ちの方や、
自分へのおみやげにバティックを買われた方は、
持参すれば借りなくても大丈夫です。

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少し歩くと、見えてきました!

おおっ!

日本で言えば伊勢神宮のような存在ですから、
やはりオーラがあります。

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物売りの子どもたちも多いです。

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観光客は真ん中の階段の上までは行けますが、
そこから中には入れないそうです。

またまたサイドから回廊を上がっていくことになります。

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配電盤や電灯が写りこんでしまうのが惜しい…

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いいですね。
回廊にも厳かな雰囲気があります。

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ここがブサキ寺院の中心部。

横からこっそり見ることが出来ます。
メル(堂塔)も、もちろん11階層の最高格式。

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写真ではわかりづらいですが、
並んでいる3つの塔がご本尊様。

傘の色でどの神様か分かるようになっています。

手前から黒い傘の塔が繁栄の神・ヴィシュヌ、
真ん中の黄色と白の傘が破壊の神・シヴァ、
奥の赤い傘が創造の神・ブラフマーを表しているのだそうです。

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ひっそりと置かれたガムランの楽器たち。

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ブサキ寺院はバリ島最高峰、アグン山(3,031m)の中腹に建っているので、
回廊の奥に行くほど標高が高くなります。

奥を巡って反対側から戻る時には、
寺院を見下ろす形になります。

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途中、タマン・アユンの持ち主である王族の氏寺にも寄りました。

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物売りも激しいですが、
ここはまさにパワースポット!

エネルギーをたくさんもらえた気がします。

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続々とお祭りの為に人が集まります。

いやぁ、素晴らしかった!

ブサキ寺院にはまた来たいな、
と思いつつここも後にして、時間に余裕があったので、
先日のチャーターでは時間切れで行けなかった、
ウブドのアルマ美術館へ行くことに。

今回の旅行ではもう行けないと思っていたので、嬉しい!

フルーツジュースと野菜スープとポカリスエットのみで、
さすがに体力的にはへばり気味でしたが、お腹は大丈夫そう。

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そうして無事に来ることが出来たアルマ美術館、
とっても良かったです。

作品は撮影禁止だったので写真は控えたのですが、
フランス人はバシャバシャ撮ってました。

ヨーロッパの美術館は
フラッシュを焚かなければ写真撮り放題なので、
しょうがないのかもしれませんが…

そうそう!

先日お会いした有名画家・ソキさん(I KETUT SOKI)の絵も
しっかり展示してありました。

この日のチャーターは12時間でしたから、
アルマ美術館を出てからも時間はまだまだあったのですが、
なにしろ僕の体調が良くないので、もう帰ることにしました。

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無事ディシニに到着。

夕暮れも絵になりますね!

毎日夕方にはターン・ダウン・サービスで、
蚊取り線香がたくさん焚かれ、
ベッドの天蓋(蚊帳)が下ろされ、
クッキーやケーキなどを置いてくれます。

部屋でまた本を読みつつのんびりしていたら、
さすがに何か食べたくなりました。

イタリアンのウルティモならすぐ傍ですから、
例えば激しい腹痛に襲われても何とかなりそう、
ということで、今回2度目のウルティモへ。

相変わらずの大人気で、見渡す限りオージー、
たまに日本人といった感じ。

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ミネストローネスープをまず頂きました。

ふぁ、体に染み渡る…

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彼女はボンゴレ・ビアンコをオーダー。
またまた凄いヴォリュームで供されます。

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そして僕は、トマトの海鮮リゾットを食べました。

あぁ、幸せ…

ご飯を食べられるということがなんて幸せなことなのか、
一口一口を噛み締めながら、胸が熱くなりました。

大味ですし、日本で食べるイタリアンとは比ぶべくもないのですが、
この一杯で、僕は生き返った心地がしたのです。



ディシニの夜。

この日は朝からの腹痛と体調不良で、
彼女にも迷惑と心配を掛けてしまいました。

その後も胃はキュルキュルとたまに痛みましたが、
お腹の調子はどうやら元に戻りつつあるようでした。

明日の朝食は、インドネシアのおかゆでオーダー。

なにはともあれ、1日観光できて良かった!
楽しかった〜★
2012/11/14 Wed
バリ島5日目。

今日の朝食はディシニ・ブレックファスト。



エッグベネディクトが美味しいのですが、さすがに少し飽きてきました。
朝からフルーツを思う存分食べられるのは、南国ならでは。

午前中は読書して暑くなったらプールに入って…とそればかりですが、
今回の旅行でバリを、そしてヴィラを選んだそもそもの目的がそれなのです。

ただもうこの頃には、水着を脱ぎ捨てて、全裸で泳いでいました。

「ちょっと!なんで裸で泳いでるの?」

と彼女は呆れますが、
だって裸で泳げるのなんて、プライベートヴィラならではだもの!

その開放感たるや、なんとも素晴らしい体験でした。

そうこうしているうちにお昼になり、
お腹が空いたので、ヴィラを出てタクシーを拾い、
ガイドブックでバビ・グリンのランキング第1位になっていた有名店、
PAK MALEN (パッ・マレン)まで連れて行ってもらいました。



バビ・グリンとは、豚の丸焼きから各部位を集め、
ライスと混ぜつつ食すバリ人のソウルフード。

ナシゴレンやミーゴレンは、
バリの人からすると中華料理なのだそうです。

インドネシアの90%はイスラム教徒と言われていますから、
こうして豚肉を食べるバビ・グリンは、確かにバリ独特の食なのでしょう。

「スパイシー?ノースパイシー?」

と、最初に聞かれます。

僕はスパイシー、彼女はノースパイシーでオーダー。
バリで言うスパイシーは、ほぼ「激辛」という意味です。



手でモリモリ食べるローカルの方々に混じって、
供されたバビ・グリンを初体験。

一番上に載っているのが皮の部分で、
ここをパリッパリに焼いて仕上げてあるお店が、
とにかく好まれるのだそう。

パリパリというか、ガリッガリでした。

かなり固いのですが、ボリボリ噛んでいると、
脂の旨味を後から感じることが出来ます。

サテやロースの部分は逆に柔らかく、文句なしの美味しさ。
ご飯にもよく合って、どんどん食べます。

スパイシーなので、激辛の付け合せもしっかりあります。
かなり辛かったので、ちょっとずつご飯に混ぜました。



お店の衛生状態は、正直良くないです。

中盤、野菜と豚の何かを炒めたようなものを食べた時、
発酵したような、夏の傷んだお弁当のような妙な味がしました。

さすがに違和感を感じたのですが、
その時には「これはこういう味なのかも」と思って、
全部平らげてしまいました。

これが実は、いま書いていても恐ろしい体験の原因になるとは、
その時の僕には思いもよりませんでした。

"Enak ! Suda kenyang !" (美味しかった!お腹いっぱい!)

なんて会話本から探しだして
会計の時に現地の方の笑いをとっている場合ではなかったのです。

そこからまたタクシーを拾い、
ガイドブックで見たローカル向けの美容院、
Pleo (プレオ)に行き、クリームバス・アボカドを体験。

本当に現地の方向けの美容院といった内装なので、
いわゆるスパとは違います。

女性は専用の服に上半身だけ着替えるのですが、
男性用は用意が無いようで、服を脱げと言われ、上だけずっと裸でした。

頭を洗ってもらってから、
キンキンに冷やされたアボカドのクリームを、
これでもかと頭に塗りこまれます。

そうしてベトベトにしてから、頭のツボをマッサージしてくれます。

現地のおばさま5人くらいが美容師さんだったのですが、
英語を話せる方が1人だけで、あとの方は言葉が通じません。

頭が終わったら、肩のマッサージ、
それから両腕のマッサージをしてくれました。

その後はまた頭を洗い流して乾かして終了。

彼女と2人並んで、約1時間の施術で1人700円くらい。

安かったのですが、
気持ちよさも値段なみでした…

美容院を出てからディシニまで歩きます。

この時点でなんだかとても疲れていたので、
ヴィラでゆっくりしました。

なぜそんなに疲れていたのか。
その理由も、この時の僕には想像も出来なかったのですが、
体のなかの白血球たちが、必死に戦ってくれていたからだということを、
後になって思い知らされるのでした。

「やっぱり一度は夕日を見たい」

と、彼女から聞いていたこともあって、
少し疲れもとれたので、夕焼けを見に行くことにしました。

候補はいくつかありましたが、比較的近くて新しいスポット、
「バリで唯一夕日を見下ろすことが出来る場所」に行くことに。

ディシニからタクシーで10分ほどのところ、
ホテル・アナンタラ・スミニャックの最上階(4階)、
ルーフトップラウンジ「S.O.S(サンセット・オン・スミニャック)」。



丁度ホテルのロビーに"The YaK"というフリーの雑誌があったので、
それを持って17時の開店に合わせてエレベーターを上がります。

"The YaK"はバリ在住欧米人セレブ御用達らしいのですが、
写真が特に素晴らしく、バリの最先端情報も載っていて、
まさにセンスのかたまりでしたよ!

大きいホテルのロビーなどに置いてあるようです。



日没まで1時間ちょっとあります。

開店したばかりなので、
お目当てのソファーベッド席もガラガラでした。

現在のバリの建築制限のなかでは、
ここが最も高い高さから夕日を見られる場所とのことです。



店内はオープンエアで開放的。
さすがにオシャレな雰囲気。

DJが音を回し、
周囲は日本人とオージーだらけ。

1杯1,000円くらいするカクテルを飲みつつ、
日没を待ちます。



だいぶ沈んできました。

とにかく陽光が激しいので、
眩しすぎてまともに前を見ることが出来ません。



美しいサンセット。

ようやくバリで拝むことが出来ました。

ロマンティック!

ただ、さすがに1時間以上もバリの強烈な西陽を浴びたので、
僕も彼女もグッタリ。



残念ながら水平線の少し上に雲の層があったので、
海に沈むところを見ることは出来ませんでした。

それでも充分、楽しみました!



エレベーターを降りてホテルのロビーに出ると、
マジックアワーのグラデーションが素敵な演出。

夕飯は、少し歩いたところにあるアートカフェと決めていたので、
ホテルを出てお散歩。

ただ、道がかなり暗いので、
いくら治安が良い地区であっても、
歩いていて怖かったです。

もしアナンタラ・スミニャックからアートカフェに行かれる場合は、
素直にタクシーを使いましょう!

そうして暗いなかを少し迷いつつ、
ようやく辿り着いた Art Cafe (アートカフェ)。

こちらもオープンエアなので、
夜も蒸し暑い!



彼女はスパゲティ・マリナーラを、



僕はチキンライスという名のナシゴレンを頂きました。

ガーリックがしっかり効いていて美味しかったのですが、
この時点で僕は原因不明の体調不良。

お腹に大きな違和感を感じていました。

食欲も無かったのですが、なにか食べておかないと、
という気持ちで無理やり食べたことを覚えています。

「20時からバンドの生演奏がありますよ」

ウェイターの方に英語で言われていて、
目の前でバンドマンたちが準備をしていたのですが、
早く帰って休みたかったので、演奏を見ずにお店を出ました。

また真っ暗な道を歩いてクロボカンの繁華街に出て、
ディシニに戻り、ガイドブックのるるぶに載っていたウィディアツアーにて、
翌日のカーチャーターの予約を済ませました。

どうしてもキンタマーニ高原とブサキ寺院に行きたくなったのです。

「大丈夫、一晩寝れば体調も良くなる」

と信じて就寝した、5日目の夜でした。
2012/11/10 Sat
バリ島現地4日目のこの日は、
いつものように朝8時に朝食をヴィラで摂り、
午前中は読書をしたりプールで泳いで過ごしました。

お昼になってお腹が空いたので、
「地球の歩き方」に載っていた、
COLONIAL LIVING (コロニアル リビング)に行く事に。

日替わりのランチが好評で、
オーガニック野菜をたくさん食べられるとのことでした。

ディシニでは、毎時丁度に、
スミニャックまでの送りのみの車を出してくれます。

ガイドブックの地図を見せて、連れて行ってもらったのですが、
どうにも見つかりません。

ふと、ドライバーが途中の解体作業中の建物を指差して、
「ここ、もう潰れてしまったね」と英語で言います。

え?最新のガイドブックに載っているのに!?

にわかには信じられず、
近くのバリデリ(高級スーパー)で降ろしてもらい、
ガイドブックの住所まで歩いてみました。

すると、そこはまさに先ほどドライバーさんが指差した、
解体作業中の建物でした。

あらら、本当に潰れてしまっていました。

そこで、第2候補だったお店、
ワルン・オチャに向かうことに。

この日も灼熱の陽気。

それほど距離も無かったのでタクシーは使わず歩いたのですが、
どんどん体力を奪われます。

急激に増えるバイクや車に道路整備が追いつかず、
歩道らしい歩道がある道もまだ少ないので、
排気ガスとクラクションが鳴り響くなか、
ヘロヘロになりつつ辿り着きました。



彼女はミーゴレンを、



僕はナシゴレンをオーダー。

フレッシュマンゴージュースがとっても濃厚で美味しかった!

料理はどちらも、良く言えばとても優しい味。

バリにしては薄すぎるほどの味つけでした。

さっぱりした料理を食べたい方には良いですが、
折角バリに来たのであれば、別のお店の方がお勧めです。

食後は近くのビンタンスーパーマーケットにまた行って、
足りないお土産などを購入。

その後はディシニに戻ってまたのんびりしましたが、
夕暮れになって夕日を見に行こうということになりました。

頃合いを見て、歩いて海の方へ向かいます。

海沿いにホテルなどが立ち並んでいることは知っていたのですが、
どこかから見えるだろうと思っていたのです。

ところが、ザ・レギャン、ザ・スミニャック、
クーデタにジ・オベロイとホテルなどの敷地ばかりで、
海辺に出るような道はありませんでした。

そうしてウロウロしているうちに日没…

いま考えれば、ホテルには普通に入れるはずなので、
ザ・スミニャックなどを通り抜けて、
見ることは出来たと思います。

とりあえずこの時には日も暮れてしまったので、
どこかで夕食を食べて帰ることに。



それで目についたのがこの個性的な建物、
カフェレストラン、THE JUNCTION (ザ・ジャンクション)。

オベロイ通りにあるこのお店が、かなり美味しかった!



彼女はソト・アヤムを注文。
写真には写っていませんが、ライスも付いてきます。

そのままでも美味しかったのですが、
トッピングで付いてきたライムを絞ってサンバルを少々混ぜると、
それはもう、めくるめく味世界が拡がります。

「美味しい!このお店、当たりだね!」

と、彼女も興奮気味。



僕はナシゴレンとグリーンサラダをオーダー。

このナシゴレンがまた絶品の美味しさ。
少しクセのあるタイ米の適度な水加減がピッタリ!

とっても美味しゅうございました。



開放的な分、少々蒸し暑くて排気ガスも気になりますが、
オシャレでありながら、落ち着ける店内でした。



満足してディシニに戻ります。

さすがグルメストリートと紹介されているだけあって、
周りに美味しいレストランが多く、
食べる場所には困りません。

次の日の朝食の時間と希望を伝えたら、
明日に備えてゆっくり休み、4日目も更けていくのでした。

2012/11/08 Thu
何もせずのんびりするのが目的だった今回のバリ旅行ですが、
2日間のんびりして、さすがに3日目は観光したくなりました。

朝食を運んできてくれたバトラーにいつものように

「今日ハ、ナニシマスカ?」

と笑顔で聞かれ、
「安心と信頼のブルーバードタクシーをチャーターして出掛けたい」
と伝えたところ、

「ブルーバードタクシーデナイト、ダメデスカ?」

急にビジネスマンの顔になるバトラー。

彼はあまり日本語が出来なかったので、
その後は英語で会話。

彼の友人に聞いてくれることになりました。

そして数分後に戻ってきた彼によると、
55万ルピア(5,000円ちょっと)で1日チャーターとのことでした。

40万ルピアでタクシーのチャーターを考えていたので、
思っていたよりは高かったのですが、お願いすることに。

そうして1時間後にやってきたのが、
27歳のナイスガイ、クトゥットゥさん。

以前はホテルで働いていたけれど、
ボスと揉めて退職し、今はフリーのドライバーをしているとのこと。

ちなみに未だカースト制度の名残りが残るバリでは、
身分で大体の名前が決まってしまうようで、
一般平民階級の4番目の子供は、
クトゥットゥという名前になるとのこと。

学校で日本語を勉強されたそうで、
「最近は話していないから忘れてしまった」と笑っていたのですが、
僕らからすればペラペラでした(たまに英語も混じりましたが)。

僕は中学から大学、それ以降まで10年以上も英語を勉強してきて、
それでも思うように喋ることが出来ないのに、
なんなんでしょう、この違い…

「日本語はとても難しいけど、生活の為に勉強している」

クトゥットゥさんだけでなく、
多くのバリ人から今回の旅でも耳にしました。

必死さ、切実さが、きっと違うんでしょうね…

「トヨタはNo.1!皆の憧れね。次がスズキ、僕のはスズキ」

ボンネットをカーボンっぽく塗装し、
リアガラスにもRip Curlっぽいロゴをデザインし、
ちょっとチャラ男っぽい仕様の車で迎えに来てくれました。

バリは6年前に比べて随分と車が増え、そのほとんどが日本車。

一番多く見るのがスズキ、次がトヨタ、たまにホンダや日産。
ヒュンダイは、ディーラーこそ多く見ましたが、
まだ浸透していないようです。

行きたい場所のリストを伝え、
まず向かったのはエレファント・サファリパーク。

これがとっても遠かった!

9時半にディシニを出て、
デンパサールで大渋滞、
ウブドまでの一本道も大渋滞。

やっとウブドを抜けたと思ったら、
曲がりくねった山道をひたすら走り、
数々の村々を抜け、迷って人に聞き、迷っては人に聞き、
ようやく到着したのはお昼の12時過ぎでした。



入場料はディズニーランドと同じくらいの58ドルで、
エレファントライド込み。



おおっ!スマトラ象さんがたくさん!



お尻。



最後の記念撮影シーンをパチリ。



他にも象さんにサトウキビをあげたり、
鼻を撫で撫でしたり、そうしてウロウロしているうちに名前を呼ばれ、
僕らも乗ります。

彼女はタイで乗ったことがあるので2回目、
僕は初めての経験。

まず高さにビックリ!
次に思った以上に乗り心地が快適なことに驚きました。

たっぷり1時間くらいの、
のんびり散歩を満喫。

田園風景の中を歩いてくれると思っていたのですが、
あくまで敷地内の小道を行く感じでした。

考えてみれば、さすがにバリといえども、
自由に外を象が歩き回るわけにはいかないですよね。



その後はお腹が空いたので、
パーク内のレストランにてランチにすることに。

ツアーで来ているオージーたちはビュッフェを食べていたのですが、
僕らはカルトでオーダー。

彼女はサテの盛り合わせ(ライス付き)を、



僕はナシゴレンをオーダー。

これが今回の旅行で一番高かったナシゴレン(1,000円くらい)
だったのですが、ガーリックやスパイスがしっかり効いて、
ご飯の硬さや水分も丁度良く、ダントツで美味しかったです。

日本では、たぶん食べられない!
あぁ、いま書いていても、また食べたい…

そうして食べ終わってからまたクトゥットゥさんと合流し、
テガラランへ向かいます。

ここでまた迷いまくるクトゥットゥさん…

エレファント・サファリのあるタロ村の辺りには、
今まで来たことが無かったようです。



多くの村人に道を聞きつつ、ようやく辿り着いたテガララン。

緑の棚田があるだけなのですが、
思わず声をあげてしまうほど壮観な景色で、
想像していたよりも良かったです。



日本にもこうした景色が、あるんですよね。

写真をたくさん撮って、
次に向かったのがティルタ・ウンプル寺院。



バリでは白と黄色の組み合わせ、
それから白と黒のチェックの柄は、聖なる色なのだそうです。



悠久の歴史を感じます。

こういう雰囲気、大好き!



いちいち石細工が繊細かつ大胆で画になります。



柱や天井の装飾も、本当に素晴らしい。

芸術性が高く、ため息が出ます。



奥にあるご本尊の前で、お祈りをする人々。



そしてこれがティルタ(水)・ウンプル(聖なる)。

こんこんと湧き出る泉。
非常に透明度が高く、神秘的な美しさでした。



真ん中のニョキッとした棒状のものが、
シヴァ神の象徴だそうで、歴史のある大切な石像とのことでした。



この高台に立つ豪邸は、
スカルノ大統領の別荘で、デヴィ夫人が住んでいたそうです。



ここが有名な沐浴場。

先ほどの聖なる湧き水で、
体を清める場所。



位置によってどんな症状に効くのか、
求める効果が違うそうです。



そうしてティルタ・ウンプル寺院を堪能し、
駐車場に戻る道すがらには、たくさんの土産物屋が出ています。

もう僕らは前日におみやげを買っていたのでスルーしたのですが、
後から振り返ると、ここが一番安く良い物を買えたのではないかと思います。

「3ツデ200円」

と言われて、無視して通りすぎようとすると、

「100円、100円、3ツデ100円」

と、すぐ半額になります。

交渉次第で、ジュネヴァとかウナギよりも安くなるかもしれません。

次に向かったのは、グヌン・カウィ。

11世紀ごろに造られたワルマデワ王朝時代の墓碑郡遺跡で、
今回、是非観てみたかったんです。

駐車場から土産物屋を抜け、階段をとにかく下ります。



階段の周りにも土産物屋がありますが、
田園風景(ライステラス)も広がっていて、美しいです。



歌を歌いつつ木彫りをしたり、
椰子の木に登ってヤシの実を下に落としたり、
現地の人々の日常生活が垣間見えて面白い道程。



ようやく一番下にたどり着くと、
巨大な石窟が現れます。

こちらは王妃たちの陵墓とのこと。



寺院の中の聖なる場所には、
靴を脱いで入りました。

王がヨガや瞑想をした場所とのことでした。



こちらが王の陵墓。

高さ7mものお墓を、
ノミだけでどうやって掘ったのか、
いまだに謎が多いとのことでした。

小川の流れる音やジャングルのような木々に囲まれ、
バリの中でもちょっと特殊な空間。

グヌン・カウィ、お勧めです。



行きに階段を下ったということは、当然帰りはのぼります。

西日に照らされた棚田が綺麗。

川では全裸の子どもたちが遊んでいました。

ようやく車に戻った時には汗だく。

帰り道でウブドに住むアーティスト、
ソキさんのギャラリーにどうしても行きたくてリクエストしたのですが、
知らないし道がわからないと嫌がるクトゥットゥさん。

途中で観光客向けのギャラリーに連れて行かれて、
ここで我慢してと言わんばかりだったのですが、
ソキ・ギャラリーに連れて行ってと再度お願い。

ギャラリーに電話で連絡をとってくれ、
迷いに迷いつつなんとか到着したのが18時少し前。

なんとソキさんご自身に出迎えて頂きました。

「ヤング・アーティスト・スタイル」の代表的画家として有名なソキさんですが、
とても気さくに個々の作品を説明して下さいました(英語です)。

ただ、その場にあった作品がすべて大きかった(幅1m以上!)のと、
「これは是非欲しい!」と思うまで至らなかったのとで、
値段を聞くこともなく退散しました。

一体、いくらだったんだろう…

それから、すっかり暗くなったウブドを走ってもらい、
夕食は有名なノーティー・ヌーティーズ・ワルンにて、
バーベキューリブを頂きます。



店先で豪快に秘伝のタレをつけつつ焼きます。

良い香り〜。



甘辛く、ホロホロとこぼれるリブは美味。



ベジタブルスープも美味しかったですよ!

最近になってクロボカンにも支店が出来ましたが、
同じタレを使っているとのことです。

お腹いっぱいになったらホテルまで送ってもらい、
クトゥットゥさんにはチップを弾みました。

道には迷いまくりで、
予定していた他の場所に行く事も出来なかったのですが、
頑張ってくれたので!

さぁ、今日はたくさん観光したので、
明日はまたゆっくりしようかな、
と思いつつ、就寝した現地3日目の夜でした。